50代の肩こりは更年期のせい?かたい肩甲骨が動きだすヨガの効果
|50代で肩こりに悩む方へ
「肩がガチガチ」「背中までどっしり重い」そんなことが続いていませんか?
今回は、肩こりと更年期の関わり、そしてお悩みを楽にするヨガの効果についてご紹介します。
|50代の肩こりは
「更年期」が関係してる理由
40〜50代になり、昔よりも肩こりがつらくなったと感じる女性はとても多いです。それは、女性ホルモンが減るためです。
女性ホルモンには、血流をよくし自律神経のバランスを保つはたらきがあります。
このホルモンが減ると、筋肉に酸素や栄養がゆきわたりづらくなり体がかたくなります。それだけでなく、カラダの大きな変化に脳が混乱するため自律神経が乱れ、さらに筋肉が緊張してガチガチになります。
|更年期肩こりの特徴
普通の肩こりとどう違う?
更年期の肩こりは、普通の肩こりとちがい「肩が重いだけじゃない」といった特徴があります。
こんなサインはありませんか?
•マッサージしてもすぐ辛くなる
•肩甲骨の動きが悪い
•頭痛、不眠、だるさがでる
•肩だけでなく背中全体がつらい
|50代の肩こりがひどい
原因は「肩甲骨のかたさ」
女性ホルモンが減ると筋肉はこわばりやすくなり、肩まわりを動かさなくなります。すると、肩甲骨を動かす筋力が弱まるため 肩甲骨の柔軟性がどんどん失われます。
肩甲骨がかたくなると 首•肩 の筋肉がいつも引っ張られ、血流が悪化...
その結果、肩こりの痛みが強くなるのです。
|肩甲骨が動きだすと
肩こりが楽になる理由
肩甲骨が動くと 背中にある大きな筋肉がはたらき、血流が一気によくなります。そして、ちょうど胸や肺とおなじ位置にあるため、肩甲骨がほぐれることで呼吸がしやすくなり、自律神経が整います。
自律神経を整えることで、更年期特有のコリ•だるさの改善につながります。
|50代女性に優しい
肩甲骨を整えるヨガとは?
3ののポイント
① 腕と連動させて動かす
② たっぷり呼吸をする
③ 痛みのない“気持ちいい範囲”を探す
ストレッチやヨガでよくあるミスは、肩甲骨だけを激しく動かそうとすること。でもこれはNGです。肩を痛める危険性もあるので注意しましょう。特にこれまで運動不足だったひとは尚さらです。
手•腕•肩甲骨は、歯車のように連動しながら動きます。どこか一部をムリやり動かそうとすると、摩擦がおこり傷つきます。細かい動きを連動させると、小さな力でも肩甲骨がスムーズに動きます。また、反動をつかわないため更年期のこわばった体にも優しくアプローチできます。
ゆっくり丁寧に動かすことで、痛みを我慢するストレッチ(運動)から、気持ちいいストレッチ(運動)に変わります。息を吸うと筋肉は伸びるため、呼吸が入る余白を空けることも大切です。
|更年期の肩こりに
おすすめのヨガポーズ
猫のびのポーズ
(肩甲骨ほぐし)
写真
•胸の横側をストレッチ
•伸ばしてる腕に頭の重みをのせリラックスすること。
•息を吸うと胸がふくらむので、体勢は頑張りすぎず7割のラクなところを探すのがポイント。
バッタのポーズ
(背筋をつかう)
姿勢をたもつ筋力を育てます
【やり方】
うつ伏せで手と足を床から浮かせる(手はお尻の横、足先は伸ばす)
【ポイント】
手足をあげるときは、背中とお尻の筋力を意識して!
|呼吸の大切さ
ここまでポーズを紹介しましたが、肩こりをほぐすカギは呼吸でもあります。
息を吸うと肺は ふうせん のようにふくらみ、吐くとしぼみます。これは肺周辺の筋肉のはたらきです。
肩こりが強いひとは、肺をふくらませる筋力が弱く、無意識に呼吸が浅くなってることが多いです。
ポーズをとりながら肺周辺を動かす呼吸をしっかり意識しましょう。呼吸が整うと、自律神経のバランスもよくなり肩の緊張がゆるみます。
【よくあるミス】
×100% 頑張ってしまう
呼吸をすると筋肉は伸びます。ヨガポーズを100%でおこなうと、呼吸によって120%までストレッチが入ってしまいます。
すると、肺周辺にゆとりが無くなり呼吸は浅くなります。
目安としては、同じ姿勢を1〜2時間保てるくらい楽なところでポーズをとり深い呼吸をしましょう。
|まとめ
50代の肩こりを軽くする
ヨガのポイント
✔︎更年期で血流が悪くなっていることを知る
✔︎肩甲骨周りをほぐしてから鍛える
✔︎たっぷり呼吸ができる余白を持つ
この積み重ねで、日常生活でも肩が軽く感じられるようになります。
|もっと丁寧に
教わりたい方へ
個別レッスンでは、あなたの体のクセや特徴を確認しながら、一人ひとりに合った肩こり改善メニューを作っていきます。
▶︎自宅でもできる簡単なポーズ
▶︎呼吸のやり方
▶︎その日の体調にあわせた調整法
などもお伝えしてますので、ぜひお気軽にご相談ください。
Trust YOGA(トラストヨガ)では、50代・初心者向けの個別レッスンをしてます。大切にしてることはこちらにまとめています。
▶︎[個別レッスンへの想い]